日本各地のミネラルウォーターの水質(Na, Mg, K, Ca, 硬度, pH)の分布を日本地図上にプロットしてみました。
日本列島の地下水の水質を知るための参考になればと思います。
※2017年1月〜2025年5月に収集したデータを示しています。
(2026年4月18日更新)
【1】 ナトリウム (Na)
ナトリウムの濃度は多くが2 mg/100ml(20 ppm)未満を示します。濃度が高い(約5 mg/100ml以上)のは海洋深層水(室戸沖や甑島など)や温泉水(別府温泉、長島温泉や霧島山系など)が主となります。
【2】 マグネシウム (Mg)
マグネシウムの濃度は多くが1 mg/100ml(10 ppm)未満を示します。また、0.1 mg/100ml未満の非常に低い濃度のマグネシウムしか含まれないものも比較的よく見られます。濃度が高い(約2 mg/100ml以上)ものは限られており、ほとんどが海洋深層水となります。
【3】 カリウム (K)
一般的に、カリウムの濃度はナトリウムやマグネシウムと比べて低く、多くが0.5 mg/100ml(5 ppm)未満を示します。濃度が比較的高い(約0.6 mg/100ml以上)ものの多くは、海洋深層水か火山起源の温泉・鉱泉水(霧島山系など)となります。
【4】 カルシウム (Ca)
カルシウムの濃度は多くが2 mg/100ml(20 ppm)未満を示します。濃度が比較的高い(約3 mg/100ml以上)ものは、石灰岩分布地域(岩手の龍泉洞、岐阜の郡上八幡、愛媛の四国カルストなど)などの内陸部に目立ちます。
【5】 硬度
日本のミネラルウォーターの多くは軟水で、硬度はほとんどが100 mg/L未満です。100 mg/L以上の硬度のものは、海洋深層水、またはカルシウム濃度の比較的高い内陸部で採水されたミネラルウォーターがほとんどとなります。
【6】 pH
pHは7〜8の中性〜弱アルカリ性のものが主体となります。pHが8.5以上の高いものの大半は温泉水となります。
それぞれの項目をヒストグラムにすると、下記のようになります。
